› サイレント・ドライブ › 2012年09月03日

2012年09月03日

苦境のEVベンチャー

ベンチャーを含めEVメーカーの苦境についてのニュースが時々ある。


先日、納車が始まりデカプリオ氏が出資したりと前途が明るい感じだったカルマのフィスカー社も例外ではありません。フィスカーの大きな問題は電池に不都合があったこととその電池メーカーが破産申請したことも大きいのではないかと思います。

その他にも問題は多いが思ったほどに普及が進まないということがあります。大手メーカーであればEV以外で利益を確保すること出来ますが、EVに特化したベンチャーには難しい問題です。しかも自社ではどうしようもないバッテリーの性能とか価格の問題も大きいですから。また、日本以外の国々、特に米国でもエコカーの選択肢が増えエコカー=EVというわけではありません。

その中でテスラ社の苦境は聞きません。今まで小さな問題を順調に乗り越えてきたからではありますが、部品の選定が良く車両自体の不都合があまりないということも大きいです。ある程度の規模でやろうとすれば気の長いスポンサーが必要ということでしょう。

小型のEV製造ベンチャーも潰れたり復活したりと淘汰以前に疲弊しています。大手メーカーならスグ作れるようなものを作っているようでは、結局は大手メーカーの市場独占で終ります。ここはやはり大手メーカーが出来ないやれない、やらないところの隙間を狙わなくてはということではないでしょうか。バックヤード・ビルダーとして少数に受けるEVを。

  


Posted by 神前あそん at 11:13Comments(0)電気自動車