› サイレント・ドライブ › 2012年06月16日

2012年06月16日

EV伸び悩み

市場拡大の期待が高まる電気自動車(EV)の販売が米国で急激に鈍化している。


伸び悩みの原因?もちろん、価格が高く走行距離が短く広い米国には合わないからだろう。とはいえ、世界で一番厳しい環境基準のカリフォルニア州を持つ米国ではクリーンで燃費性能が良い車が求められることは変わらない。当分は純EVよりは、レンジエクステンダー型EVやPHEVなどよりEVに近いビークルが主流になるのだろう。

GMのボルトはバッテリーの不具合でミソを付けてしまったが、米国にはあった自動車である。今後は早急な信頼回復と、かつ初期型以上に環境性能が良い改良型の投入が必要だと思う。

シティービークルたらなんたら言われているが、それは今後の新規格自動車やヨーロッパのマイクロ自動車に任せれば良い。日本やヨーロッパでは、特に日本では過疎地の住民の足として、三菱のi-MiEVの軽トラバージョンのようなビークルが求められていくと思われる。ちょっとした田舎でもGSまで10km程度距離があるとか、給油自体が不便なところが多いのだ。自宅で充電できて100kmも走れるEVは御の字だ。補助金込みなら150万円程度になる。ガソリン仕様と比べれば1.2~1.5倍の価格にはなるが、税金はかからない、燃費はガソリンの1/5程度、オイル交換などのメンテも不要。

EVはまだまだオールマイティーとはいえないので、使用する地域ごとに求められる形も性能も違うのだ。GS車に近い価格になる必要があるが、メンテや燃費についても加味し1.5倍以下であれば良しとしなければと思う。米国向けには一充電でより遠くへ行けるEVが必要だということである。バッテリーについてはこの5年以内に劇的な変化が予想されるし、燃料電池の進化もあるかもしれない。


EVが伸び悩んでいるといえば、米国だけの話ではないようです。弊社ではFIAT-EV by MICRO-VETT S.p.Aの総代理店業務の共同化など、国内導入に向けて提案やお願いの活動を行っています。しかし、残念なことに提案やお願いの可否の連絡・・・返信さえいただけないという状況です。EVってEV界隈にいる人間以外はそれほど興味もないということなのかも知れないと、少々危惧しているところです。それとも、単に何処かの馬の骨からの連絡なので無視されているのか?それはそれで、提案先はユーザーからの問合せにも醜い対応をしそうなところを選んで提案しているという怖さもあったり無かったり・・・

SilentDriveでは輸入EV販売における各種パートナー様を募集しています。総代理店業務にご協力をいただける企業様、販売を担っていただける企業様などなど。どうぞよろしくお願いします。まずは、ご連絡を!

低価格化のためにバッテリーの選択を間違えた?
  


Posted by 神前あそん at 01:05Comments(0)電気自動車