› サイレント・ドライブ › 2012年05月27日

2012年05月27日

小型車衝突安全性

元F1デザイナーのゴードン・マレー氏のT2.7は衝突安全性にも優れています。


超小型モビリティーが自動車の区分として認められた場合、遅くてもろい車が混合交通で走るのは危ないという議論が出てくることは考えられます。既にそういう議論はされているようですが、今回の件は公共交通が減る、なくなる地域(地方とは限らないかも知れませんが)、ガソリンスタンドなどもなくなる地域の高齢者を想定していると。

ゴードン・マレー氏の開発したT2.7はユーロ基準で5☆?の衝突安全性を確保しているとのことで、今後の小型車の方向を示唆していると思います。サイズ的にも新規格の超小型モビリティーと同じくらいですし参考になるのではないかと思います。開発費が結構かかったようなのでそれなりの額を支払う必要はあるでしょうが、小零細企業、バックヤードビルダーが自社開発することを考えれば支払っても安全性の確保出来ることは良いことだといえます。氏は自社で量産する気がなく、英国内で製造販売を引きくけてくれるところを探しています。

T2.7はEVですが、同タイプの自動車と比べても軽量です。軽量化により走行距離を確保しているわけです。また、氏のコンセプトでもう少し大きな小型車(日本では軽自動車も)も安全性を高めることになると考えられます。新興国では多人数の乗車が出来なければ売れないので、超小型モビリティーは先進国向けになります。T2.7は日本円で80万円以下で販売できることを目標としているわけで、軽自動車より安い価格は普及に拍車をかけるのではないでしょうか?ただ、バッテリーの価格もあり、補助金無でこの価格が実現できるかは?日本国内生産では不明です。

とはいえ、ドイツのストリート・スクーターのプロジェクトのように中小零細企業が技術を持ち寄り(といってもゆるい連合で、うちはこれが作れる、うちはこれというものをアーヘン工科大学の教授がストリートスクーターとしてまとめる)製造するのは良いのではないかと思います。ここで部品が量産されればコンバートEVも低価格化する可能性は大きいのではないでしょうか。

予想では今年度中には制度が出来ると思うので、小零細メーカーや新規事業として取組みたい企業は準備を怠らないようにと思うところです。日産やトヨタは採算は別にしてスグに出してくる気がしますので。

T2.7のモーターインバーター(トヨタ織機のものと似ているね?)
  


Posted by 神前あそん at 14:15Comments(0)電気自動車

2012年05月27日

超小型モビリティー

政府は、軽自動車より小さい1~2人乗りの「超小型車」の普及に乗り出す。



「主に高齢者が近場を移動する「足」としての利用を想定している。年度内に認定制度を作り、道路運送車両法が定める「普通自動車」や「軽自動車」など五つの区分に、「超小型車」を加えて6区分にする方向で検討する。新たな区分ができれば、1963年以来、半世紀ぶりとなる。」YOMIURI

この表で見ればEV(電気自動車)という項目はないのですが、以前よりEVでという話でした。ガソリン車は排ガスなのどの関係で、低価格化は難しいと思います。しかし、軽自動車より低価格でとなると軽サイズのEVより低価格でではなければ難しいでしょう。現状のマイクロカーの能力を向上させた程度なら、量産効果である程度の低価格化は可能かも知れません。


「政府は自動車メーカーや自治体向けに超小型車の仕様を示す指針をまとめ、来月にも公表する。その上で設ける認定制度に基づき一定の基準を満たせば、自治体が観光客に周遊に使ってもらう車などとして公道を走れるようにする。その後、課税のあり方などを整備したうえで、メーカーに量産を促して普及を図る。」

現在、福岡県などでは実証実験を行っています。また、神奈川県で日産の小型モビリティーの実証実験も行われています。そういったことで、自治体やメーカーと相談してとなるのでしょう。政府と刷れば、結局は課税ですね。軽に近い税額になると予想しますが、マイクロカーとの絡みもありますね。

中小零細製造業でこのあたりに進出を目論んでいるところは出遅れないようにしないと、大手がこのクラスまで取り込んでしまう可能性は高いと思います。問題は、衝突安全性とか。小零細が認証を得るのは費用がかかり難しいですね。そこは小零細連合とかでタッグを組むことも視野に入れていかないと難しいかも知れません。弊社では輸入EVの販売においてパートナー企業を求めています。案外ヨーロッパでは超小型モビリティーは進んでいます。製造に進出を目論んでおられる企業様も、他社製品を扱うことで自社の能力向上にも繋がるのではないかと思います。

弊社では次世代自動車関連(EV電気自動車)ビジネスにおけるビジネスパートナー、提携先などを求めています。ご興味をお持ちの方はご連絡ください。

自動車の区分
  


Posted by 神前あそん at 11:23Comments(0)電気自動車