› サイレント・ドライブ › 2012年02月27日

2012年02月27日

バッテリー切れ

テスラロードスターのバッテリー切れでバッテリーがお釈迦になるという話



6週間ほど経過してRoadsterのエンジンを始動しようとしたところ、まったく動かなくなっていた。Tesla側からは「バッテリー自体を交換する必要があり、それには3万2000ドルかかる(さらに作業代、税金が別途必要)」との連絡があったという。電気自動車(EV)の開発・販売を手がける米Tesla Motorsは、同社製スポーツカー「Tesla Roadster」について「バッテリーに蓄えた電気が完全になくなってしまうと、クルマ自体がまったく動かなくなり、また再び充電することもままならなくなる」という声が上がっていることに対し、「これは理論上どのEVにもあてはまる事象であり、定期的に充電しておけばそうした問題を避けることができる」と反論している。

リチウムバッテリーは仮に3.7V出力の製品として、使用領域は3V~3.9Vといったように0になるような使い方はしないはずです。EVで0になる場合は最低使用領域になったので放電を停止したということだと認識しています。本件のように再充電も難しいというのはその最低領域を超えて物理的な0Vになったということでしょうか?全く復活出来ないかというとそうでもないはずですが、簡単ではありませんし元には戻りません。

使用領域が0になっても動作している何かがあるということですね。記事ではテスラに好意的ですが、ここはやはり注意喚起が足りなかったのではないかと思います。さらには、最低使用領域になったら自動オフになるようにシステムしておくべきだったのではないでしょうかね。再起動は充電後・・・

充電残量0での長期不使用は全てのEVにおけるリスクですが、使用者への注意喚起とシステムの自動化が必要だと改めて思います。リーフやi-MiEVではどうでしょうか?後ろで動いているものがなければテスラのように6週間でパー!ということはないとは思いますが。

しかし、バッテリーを作る段階では電圧は0ですよね。0から充電して使用領域はBMSなどで管理します。やはり復活の方法はあるはずですが・・テスラはBMSのソフトはありますがバッテリー製造会社とは違います。顧客にはちゃんと調べてダメと答えたのか?疑問が残るところです。


テスラの充電風景
  


Posted by 神前あそん at 17:06Comments(0)電気自動車