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2012年02月05日

部品メーカーの自己変革

電気自動車が自動車部品メーカーの自己変革を迫っている。(NIKKEI



昨年12月に開かれた東京モーターショーでの完成品メーカー以外の話題を聞くことが少なかったのですが、電気自動車ニュースの記事からリンクを辿りNIKKEIの記事を拝見しました。大手部品メーカー2社の取り組みが紹介されています。

トヨタの源流メーカーといわれる豊田自動織機の昨年の東京モーターショーの出品です。車両自体も面白いのですが、プリウスなどにも提供しているモーター関係の部品が興味深いです。EV用にモーターやインバーター、減速機などを小型一体化した「EV用パワートレインユニット」を開発発表しました。これを車両に積み込みバッテリーとつなげれば、EVが完成するという簡便性が売り物です。

こういった製品が出てくると完成車メーカーの優位性が少なくなるのかなと思ったりします。極端な話で言われる部品を集めて組み立てればEVが出来るという状況に近づきますね。もちろん、車体製造にはノウハウがあり簡単には作れませんが、パイプフレームとか少量生産タイプでは可能かなと思います。部品メーカーが少量需要に対して供給してくれるのか?という問題はありますが、完成車の発売予定は現時点ではないが、心臓部であるパワーユニットは、外販していく考えだとのことで、あるのかも知れませんね。


同じ記事にはCVT(無段変速機)大手のジャトコの取り組みも紹介されています。変速機については現時点ではあった方が良いという意見も多く、コンバートEVなどではMTやATのミッションと組み合わせることが多いです。ただ、大手メーカー製EVでは変速機がない場合が多いようです。CVTは機械的な変速機ですが、モーターの弱点の高回転時の解消はモーター内部の構造や電気的に改善される可能性が大きいです。既にそういってモーターやコントローラーがあります。(試作か製品かは失念)であれば、ジャトコ社には違ったアポローチが求められるのではないかと思います。

画像はEV用パワートレインユニット
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エアコン用コンプレッサー
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Posted by 神前あそん at 12:26│Comments(0)電気自動車
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