› サイレント・ドライブ › 2012年05月31日

2012年05月31日

クライスラー500EV

フィアット『500』のEVをクライスラーグループが年内に、米国市場で発売する。


同車に関して、クライスラーグループとフィアットを率いるセルジオ・マルキオンネCEOが注目すべき発言を行った。これは28日、『オートモーティブニュース』が報じたもの。同メディアのインタビューに応じたマルキオンネCEOは、「フィアット500のEVは、作れば作るほど赤字になるだろう」と話したというのだ。Response

FIAT500のベース価格が安く、EV化の付加価値を見出しにくいからということらしい。それでも発売するのは、カリフォルニア州の排ガス規制をクリアするため。なので、積極的には販売しないとのことです。

FIATの本家本元では関連会社のMICRO-VETT社が500EVをはじめ各種EVを製造しています。FIAT社自体にそういう考えがあるから、自社で製造しないでMICRO-VETT社を公認しているといったところでしょう。確かに500EVではよりいっそうのコスト削減をしなれば、今後発売されるメルセデスやVW、ルノーのEVには対抗できないかも知れません。しかし、車種が多く、カーゴ、トラック、ミニバスまでEVラインナップがあることはMICRO-VETT社の強みです。

大メーカーと違い赤字を出しても他社製品と価格を合わせるということは出来ません。今後生産台数が増えたり、BTのコスト低下があれば価格的にも問題はなくなると思います。でも、日本でFIATのEVを買えるのはMICRO-VETT製だけ。ということで、もう少しだけお待ちを!

クライスラーの500EV(デトロイトモーターショー10)
  


Posted by 神前あそん at 19:44Comments(0)電気自動車