› サイレント・ドライブ › 2012年05月04日

2012年05月04日

Trumpchi

中国のEV促進政策の本気度は高いと思います。あちこちと提携して合弁している広州汽車は独自ブランド「E-linker」を発表しました。E-linkerは、広州汽車の自主ブランド、「Trumpchi」から提案する全長3850mmの小型EVコンセプトカー。一見、3ドア風のボディは、実は後部にドアを備えた5ドア車。後部ドアは逆ヒンジで開閉し、前後ドアの一部をシースルー構造とするなど、斬新なアイデアが盛り込まれた。(Response)

なかなか力の入った、かつ現実味のあるデザインです。性能的にはモーターは、最大出力81ps、最大トルク20.4kgmを発生。最高速は130km/hの性能を備え、1回の充電で最大165kmが走行できるらしい。広州汽車は、2014年までに市販したいとEVの市場投入に前向きな姿勢を示しています。


小型EV、マイクロEVを除き、PHEVが主流となり同時にEVの認知度も上がっていくのではないかと想像します。2015~2017年にはBT価格もUSDで300を切るものになり、急速な普及があるかも知れません。普及の一番の鍵は走行距離ではなく価格でしょう。走行距離は2番目のファクターではありますが、BTのコストパフォーマンスがより向上すれば、多く積めば済むことですから。更には、この間に価格も含めてより実用的燃料電池も販売され、FCVへの移行期間としてもEVが普及する可能性は高いと考えます。2015~2017年、遅くても2020年には10%程度の普及があるかも知れません。15%を超えたら一挙に普及する可能性が高いです。

その頃にはコンバートパーツの価格もこなれて来て、旧車のEV化も進むかも知れません。大手メーカーの量産化は2015年くらいから始まるかも知れませんが、中国市場の様子を見てという可能性も否定できません。

画像は広州汽車は独自ブランド「E-linker」 の「Trumpchi」
  


Posted by 神前あそん at 09:24Comments(0)電気自動車